慢性上咽頭炎の温灸治療

なかなか治らない症状・原因がわからない不調にお悩みの方。原因がわからない不調の原因は鼻の奥の「慢性上咽頭炎」が原因かもしれません。

上咽頭とは、左右の鼻の穴の奥で空気が合流し、気管へ向かって流れが変わる空気の通り道です。

この上咽頭が慢性的に炎症を起こしている状態「慢性上咽頭炎」が全身の様々な不調の原因となっている、と考えられています。

慢性上咽頭炎の関与が考えられる症状・疾患

上咽頭炎による直接的症状:

咽頭の違和感・首コリ・肩コリ・頭痛・偏頭痛・頭重感・咳喘息・慢性痰・後鼻漏・知覚過敏・歯痛・逆流性食道炎・顎関節痛・目の痛み、違和感・鬱・パニック障害など。


上咽頭炎による自律神経失調症状:

全身倦怠感・慢性疲労症候群・起立性調節障害・フワフワしためまい・記憶力、集中力低下・睡眠障害・過敏性症候群・胃痛、胃もたれ・全身痛・線維筋痛症・月経異常・むずむず足症候群など。


上咽頭炎による炎症性二次疾患:

関節炎・皮膚炎・掌蹠膿疱症・慢性湿疹・蕁麻疹・アトピー性皮膚炎・ネフローゼ症候群・IgA腎症など・潰瘍性大腸炎・関節リウマチ。

「慢性上咽頭炎」は、自覚症状がないのが特徴です。この疾患の有無を調べるのは、慢性上咽頭炎治療(EAT・Bスポット)を行っている耳鼻咽喉科で診察してもらうのが確実です。

しかし、上記の症状があり、かつ下記の⑴〜⑶のどれか1つでも当てはまるれば「慢性上咽頭炎」の可能性があります。

⑴:さまざまな薬を飲み治療していても、つらい不調・病気がどうしても治らない

⑵:様々な医療診療科を受診しても、不調・病気の原因がわからないと言われた

⑶:耳の下、骨のキワの筋肉と交わったところを3本指で押すと、痛みがある

EAT(Bスポット療法)は痛いのが難点

「慢性上咽頭炎」の治療法、EAT(Bスポット療法)は、塩化亜鉛をしみこませた綿棒を鼻と口から入れて、直接上咽頭に薬液をこすりつけます。即効性が期待できる治療法ですが、上咽頭に炎症があると、激しい痛みと出血を伴います。効果は絶大ですが、痛みが辛くためらうという方が多いのも現実です。

慢性上咽頭炎・症状に対する温灸ツボ療法

慢性上咽頭炎の問題は、迷走神経(副交感神経)に悪影響を与える事と、脳のリンパ循環を悪化させる事と言われており、自律神経失調症状や記憶力の低下、鬱・不安障害が引き起こされる原因だと考えられています。


シャロームでの温灸治療は、鼻の奥にある上咽頭部に働きかける経穴(ツボ)と、頚部にあるツボアプローチし、交感神経の過剰興奮を鎮め、副交感神経優位に傾け、自律神経症状を改善していきます。

頭痛や目の痛み、痒みが即座に解消したり、体が軽くなり、胃腸症状も即座に緩和することもあります。


*一番の特徴は、痛みがなく、痛みがなく気持ちが良いことです。

施術方法:手のツボと、首の筋肉へ温灸を施します。温かくてとても気持ちが良いです。

施術時間:約30分。

施術頻度:炎症の程度にもよりますが、可能であれば1週間に1回のペースで行うのがベストです。経過によって頻度を変えていきます。

施術費用:1回3,240円。

お問い合わせ:こちらをクリックして問い合わせフォームを開いてください。

https://ws.formzu.net/fgen/S10115264/

*なお、当院では「慢性上咽頭炎」を診断し患部に医療行為を施す機関ではありません。専門診療科にて診断・治療と合わせて施術することをお勧めしております。